7月2日　
N様は2歳のお子様とご夫婦の3人家族です。
お二人ともお仕事で毎日の生活に忙しく、物の出しっ放しが現状で、
お休みの日にやっと少し片付けができるということです。
せっかくのお休みが片付けで終わってしまうのも残念なので、使う物を使う場所の近くに、
日々簡単にしまえるような収納の計画をしましょうとご説明しました。
2階建の動線を考えて、日中ほとんどの時間を過ごす1階のLDKに、作業別に収納場所を分散して設けました。
テレビボード周り、ダイニング横のカウンター下、キッチンカウンター下にも収納棚を設けて
散らかりがちな紙類や日用品なども収納できるようにしました。
続きの和室の押入れは、客布団の収納にこだわらずに、お持ちのプラ引き出しをそのまま活用して
お子様のおもちゃや着替えなど、今、必要な物を収納すると便利ですね。
キッチン奥の約2帖の家事スペースは、一人で作業ができるようにと設けた奥様こだわりの空間です。
ところが、ここには1階用の掃除機やモップ、工具などを収納する場所、パントリーとしてストック品や
家電を置く場所、そして奥様が作業をするカウンターが必要でした。そこで、入り口近くに
幅90㎝程のカウンターを設け、スペース奥の凹み部分を利用してL字に奥行きの違う可動棚を設けました。
これで、LDKに背を向けることなく、家族の気配を感じながら作業ができ、奥に掃除機スペースができて、
キッチンに置けなかった分別ゴミ箱や、ドリンクのストックなどの問題も解決しました。
建築前の段階から生活のイメージが出来たと仰って頂き、大変嬉しく思います。

N様、お疲れ様でした。